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人って、どういうときに文章を書きたくなるのでしょうか。

私の場合は、ドキドキ、はぁはぁするような、何か素敵なもの、こと、人に出会ったりした時。
もしくは、
自分の中で「むぉぉぉぉ~!」となるような発見があったり、自分のアンテナがピンッと張った時。

それを誰かに知らせたくなって「ああ、これ、伝えたい!」という思いから、言葉にしていきます。

あなたの場合はいかがですか?

英国に造詣の深い、作家の井形慶子さんによると

書きたい衝動は、人が特異な体験や見たこともないほどの美しい景色を目の当たりにした時に、心が「伝えたい」と渇望するサインではないか。
これは楽しい時に鼻歌を歌うのと同じ自然の原理だ。そんな時、人は書かずにはいられないのだ。
『運命をかえる言葉の力』(集英社文庫)より抜粋

これを読んだとき、無言で何度もうなずいてしまいました。
そして、鼻歌を歌うのと同じ、という表現が何ともチャーミングだな、と。

たしかに、鼻歌を歌いながら書かれたようなSNSの記事からは、きっといいエネルギーが出ているはず。
そしてそれは、ちゃんと読み手にも伝わるはず。

もし、「書くことがないな」とか「面倒だな」とか思う時は、鼻歌を歌ってみてはいかがでしょう。
外に出ておひさまの光を浴びながら、お散歩するのもいいかもしれません。

私は原稿に行き詰ると、よく散歩に出かけます。
そうすると、家に戻るとすんなり原稿が進むことが多いので。

お散歩でも、鼻歌でも、書き手が心地よくなっている時に浮かんできた言葉は、読み手にも、きっとまっすぐに伝わると思っています。