念願の長岡まつり花火大会2023へ
はじまりは、伝説の花火師・嘉瀬誠次さんを描いた書籍『白菊』と出合ったこと。
白菊 shiragiku: 伝説の花火師・嘉瀬誠次が捧げた鎮魂の花(山崎まゆみ著/小学館)
そこからさまざまな奇跡がつながり、長岡まつり大花火大会2023へ。
8月2日の19:20から21:10まで、39もあるプログラム。
その1つひとつに込められた想いや背景についてアナウンスが流れる。
花火に対する「本気」がすごい。
大事なのは、何をするかより、どんな思いでするか、だ。
そして、それぞれの花火の規模が半端ない。
よくある花火大会のフィナーレ級のものが、バンバン上がるんだもの。
最初に打ち上げられるのが、嘉瀬さんが作られた「慰霊と平和への祈り」(白菊)の10号3発。
感謝とともに魂が震えるって、きっとこういうことだ。
中盤の中越大震災復興祈願花火「フェニックス2023」は圧巻。
生命あるものすべてに、「よりよく生きよ」と花火が背中を押してくれるかのよう。
今回の新潟行きは、長岡まつり大花火大会と同時に、大切な人のルーツをともに巡る旅でもあった。
最幸最善のタイミングで、すべてが成されていく。
そんな現実をありがたく受け取る時間だった。